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現役合格への道(国公立大学編①)

2006年01月18日

 塾生には、国公立大学志望者が多いので、現役合格法を少しずつ話します。今日は第1回目。

 国公立大学は、「大学入試センター試験」と「個別試験(2次試験)」の2回の入試を経て、合格者が決まります。前者は「マークシート方式」、後者は「記述式」です。合否を判定するときの2回の試験の比重は、各大学で異なります。

  「センター試験」900点+「個別試験」200点

 という大学学部もあれば、

  「センター試験」900点+「個別試験」1300点

 という大学学部もあります。

 つまり、個別の大学の配点比率、ならびに試験科目(2次試験の教科は大学により異なる)をまず調べることが、現役合格を目指すためには必要なのです。

 「センター試験」は、5(6)教科7科目を課すのが多いですが、7科目を均等に配分して学習に取り組めばいいかというと、そうではないのです。

 ある文系学部の配点は、 

 英200点、数200点、国200点、地歴100点、公民100点、理科100点の900点満点です。

 文系の生徒には、数学や理科が苦手という場合が多い。もしこの大学を受験するのに、不得意な理科を中心に勉強したとすれば、合格できるだろうか?  恐らく無理のはず(もちろん他の教科が他の受験生よりもできるのであれば合格する)。

 なぜか?

 得点比率を見てみよう。 900点満点中理科の占める割合は11%。文系の主要教科の英・国は、それぞれその倍の22%である。理科を一生懸命勉強してたとえ100点を取っても、英・国の配点には及ばない。理科も勉強しなければならないが、それ以上に英国に重点を置くべきなのである。

 2次試験も含めれば、もっと顕著に表れてくる。先日もある生徒と面談をしていたが、ある大学学部では、「センター試験」「2次試験」をあわせて、数学と理科の配点比率が66%であった。もちろん、数学・理科に重点的に時間配分するように指示したことはいうまでもない。

 皆さんの希望する大学の入試情報をまず手に入れることが、現役合格の第一歩であろう。



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