受験常勝の法則

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受験常勝の法則

まず大学を知る [大学受験常勝の法則]

2021年06月18日

高校への進学の場合、近隣の高校の名前や場所を知っていたり、兄弟がすでに通っていたりして、進学先高校の候補というのは、ある程度絞られています。多くても5、6校だと思います。

 

しかしながら、大学の場合、県内の大学であれば、数は限られてきますが、全国の大学から選ぶことができるわけです。では、どうやって選びましょうか? 

 

① 国立大学

➁ 公立大学

③ 私立大学

 

と設置主体で選ぶことはできます。私の経験上、この選び方は、費用がかかるかかからないか、で選ばれていることが多く、大学で学ぶ学問はほとんど考慮されていないようです。

 

大学へは遊ぶために行くのではなく、学ぶために行くのですから、その学ぶ中身で選んだ方がいいでしょう。

 

ですが、例えば、同じ「法学部」でも、大学によって学べる内容は異なっていることが多いです。もちろん、主要な部分は同じでしょうが、担当する教授の専門分野、研究分野によって学べる内容は異なってきますし、ゼミに入れるのか入れないのか、また各種資格習得のための講座はあるのかないのか、などなど大学ごとに異なっています。

 

では、その差異を調べるには、どうすればいいでしょうか? 

 

ほんの数年前までは、「大学案内」(いわゆる、パンフレット)を請求して紙ベースで大学のことを調べていました。ですが、最近は、その「大学案内」を廃止して、ホームページですべて見られるようにしている大学が多いのです。しかも、分かりやすく動画で見せている大学も多いです。

 

ですから、他大学と比較検討もしやすくなっています。

(もちろん、すべての大学を比較することは大変ですので、国公立or私立、首都圏or関西圏or中四国圏などでまずは絞り込んでみるのもいいでしょう。)

 

また、各大学では「オープンキャンパス」を開催し、高校生に、大学に足を運んでもらっています。

「オープンキャンパス」では、

 ・ 実際の大学を見ることができる

 ・ 学べる授業の中身の説明を聞ける

 ・ 実際に通っている大学生との対話ができる場合もある。

 

これは、塾でいえば、「体験授業」みたいなものですね。参加することによって、より具体的に大学を知ることができ、自分に合っているかどうかの確認ができるのです。

 

去年、今年と、コロナ禍で、その「オープンキャンパス」も大学現地での開催が難しい状況が続いています。しかしながら、Web配信で「オープンキャンパス」を行っている大学も多く、まずはそちらへの参加をおすすめします。

 

① ライブ配信型   (決められた日時のみ視聴可能)

➁ オンデマンド型  (期間中ならいつでも視聴可能)

 

があります。大学ごとに異なっていますので、まずは、各大学のホームページで、「オープンキャンパス」が開催されるのかどうか、Web配信はあるのか、などまずは、確認されることをおすすめします。

 

例として香川大学を挙げておきますね。

https://www.kagawa-u.ac.jp/admission/briefing/opencampusinfo/

 

 

まず、大学のことを知っていただいてから、次回は、その大学に入るための入試にはどんな種類があるのか、という点について話を進めていきます。

 

 

 

 

 

 

 


香川県公立高校入試の仕組み(一般入試①) [高校受験常勝の法則]

2021年06月18日

香川県の公立高校に合格するには、まず入試制度を知る必要があります。

一般入試の場合、日頃の定期テストから評価される「調査書」 (いわゆる「通信簿」。学年末の成績を用います)、 「入試」の2つです。比率は、1:1です。

 

1:1ですが、単純に両方の点数を足すのではありません。「相関表」に当てはめて合否を判定していきます。「相関表」については、また別の機会に説明します。

 

まずは、「調査書」です。

中1段階から用いられます。満点は、以下の通りです。

学年

国語

数学

理科

社会

英語

美術

技家

音楽

保体

合計

中1

45

中2

45

中3

10

10

10

10

10

20

20

20

20

130

 

〔計算方法〕 中1   5段階評定通り

       中2   5段階評定通り

       中3   主要5教科   ⇒  5段階評価×2 (各10点満点)

            副4教科    ⇒  5段階評価×4 (各20点満点) 

                               合計 220点満点

 

 

 計算式からも分かりますが、中3の比重が大きいです。中3の満点130点は、中1と中2の合計点の45×2=90点よりも多いです。220点満点に占める割合も、約60%あります。

 

             中1+中2 < 中3



したがって、調査書については、中3時は重要であることが言えます。

 

例えば、中3時に英語で3 ⇒ 3×2=6 

           4 ⇒ 4×2=8       差は、2

 

        保体で3 ⇒ 3×4=12

           4 ⇒ 4×4=16      差は、4

 

評定が1上がるか下がるかの違いで、5教科なら差が2、副教科なら差が4 つくのです。

差が4になるというのは、中1や中2の時に、4教科分(例えば英数理社)で各4だったものを、各5にするのと同じですから、仮に中1、中2時の評定がよくなかったとしても、中3時に一気に引き上げることは可能な仕組みになっています。

 

もちろん、中1、中2の基礎があっての中3ですので、中1、中2段階で手を抜いていいという訳ではありません。

 

次回は、調査書の配点の中で、意外と見落としがちな点について説明していきます。

 

 

 


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