塾長の授業日誌

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絞る

2009年12月01日

 最近は、高校生との面談が多い。そこでよく出てくるのが、入試に使う教科をいつ絞るか、ということ。


 文系でも、地歴が1つしか入試で必要ないのに、世界史・日本史の2つを学習していれば、いつかはどちらかに絞って学習したほうが効率が良い。理系では、地歴は1つしか学習していない者が多いだろうから、こういうことは起こりにくいが、まあ、他の教科でも「絞る」ということはありうる。


 一方、入試に必要ないからといって、履修する前からその教科を受講しない、すなわち単位もとらない、ということも、実は三木高では可能な教科もある。特に、文系志望で、数学Ⅱや数学Bをとらないという場合。

 そうしてしまうと、国公立大学はまず無理。履修する前から、受験できる大学が狭まってしまう。できれば、これは避けたい。どうしても行きたい大学が決まっていて、それ以外は眼中にない、というならいいけれど、大学受験までに結構心変わりする者も多く、当初の志望とは大きく異なる大学、学部を受験する者もいる。そうなると、教科を履修前に絞ってしまうと、受験できる大学が限られてしまうのである。


 早期に絞りたいのは分かるけれど、勉学から逃げてはいけない。仮に教科数を少なくすれば、1教科当たりの比重は大きくなるわけで、学習量が減るわけではない。


 高1・2の段階では、教科数を絞らず、まんべんなく学習しておいたほうが幅が広がる・・・。

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