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「センター試験」過去問

2012年10月17日

 普段の学習では、過去問を重視した指導をしていませんが、入試となると話は別です。幅広い範囲の入試を攻略する

には、過去問の分析は欠かせません。

 

 高3生には、順次、「過去問」の使い方の注意をしています。書店では、「過去問」と「予想問題集」「対策問題集」「実戦

問題集」の2種類があります。「過去問」は文字通り、過去に行なわれた試験問題です。ですので、どの出版社のもので

も、中身は同じです。違うのは、解説と何年分を収録しているか、ということです。ですので、「過去問」を購入して使うには

そんなに問題は生じません。

 

 一方、「予想問題集」「対策問題集」「実戦問題集」の類は、要注意です。別に中身は悪くありません。使い方に注意しな

ければなりません。まず、一つ目は、出版社によって、問題の難易度が微妙に異なります。ですから、複数の出版社の

問題集に取り組む予定なら、使用する順序があると私は考えています。具体的に、個々の出版物についての難易度比較

はここではしませんが、高3生には教えています。 二つ目に、そうした問題集は、過去の模試の問題を収録していること

が多いのですが、難易度に要注意です。中には、「高2のセンター模試」とか「高3の春頃のセンター模試」を収録している

ものがあります。それ自体は何ら問題はありません。ただ、よく考えていただきますと、そうした頃の模試は、本番よりも

易しいことが多いのです。ですから、今の時期、もしくはこれからの時期に、解いたとすると、易しく感じる受験生が少なか

らずいるはずです。実施当時の平均点なども載ってますから、「易しい、大丈夫」などと安心してしまいがちなのです。で

すから、もし問題が過去の模試の問題であるならば、実施時期の確認をして欲しいということです。親切な出版社はその

時期も明記しています。

 

 「過去問」と全く同じ問題はまず出ませんが、傾向を知るには大きく役立ちます。その傾向を知って、受験勉強に臨むこ

とが、合格につながります。


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