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こんな例も

2019年05月29日

 数学で、「三角形の面積を二等分する直線の式を求めなさい」という関数の問題は頻出です。求めるのは、三角形の1つの頂点を通る直線です。

 これを初めて見たときに、だいたいの中学生は手が止まります。

 

 「習ってない」 と。

 

 まあ、教科書見てもこのような問題を解説してる例題はないでしょうね。(すべての教科書を調べてませんが)

自分で考えなければなりません。ですけど、初見の場合、解法を教えないと解けない中学生が多いです。

 

 でも、ですね、これって、日常生活の中で普通にやってると思うんですね。例えば、兄弟2人で、ケーキとかフルーツを切って分ける場合。

 ケーキで考えてみます。ホールケーキが4分の1あるとします(円を4つに均等に分けた状態)。これを、仲良く2人で同じ分量ずつ分けるとき、どこを切りますか? 多分、「真ん中」ですね。周の真ん中を通るように、切ると思うんです。そうじゃなく、どっちかに寄ってしまえば、兄弟喧嘩になりますよね(笑)。

 先ほどの数学の問題もそう。数学の三角形だからできないんですね。あれが、ケーキとかフルーツと思えば、どこを通るように分ければいいか分かるはずです。

 

 具体的に教えてもらっていないことでも、日常生活からヒントを得られることは意外に多いのです。


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