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まだ早い

2023年10月10日

中3、高3受験生の中で、「勉強したけど、成績が今一つ伸びないから、変えようかな?」と思っているなら、それは、まだ早い、です。

 

特にそのように考えがちな人に多いのは、「勉強したらすぐに成績は上がるだろう」と考えていること。

 

入試向けの範囲の広い勉強で、そのようにすぐに上がるということはなかなかありません。勉強したところが、すぐにテストに出る訳ではないですし、勉強する範囲も広いし、難易度も高くなるからです。

ある程度時間をかけた勉強が必要です。勉強して知識をため込んでいって、解法も身に付けて、ある程度の知識量、解法をため込んだ時点から、徐々に解けるようになる、という感じです。

 

英語の例で言えば、単語を毎日10個ずつ覚えていっても、一日やっただけでは、長文問題に載っている単語が分かるとは限りません。ですが、仮に1年365日やれば、3650個。ここまでやると、かなり読めるようになるはずです。それを継続すれば、さらに分かるようになるはずです。

 

入試向けの勉強も同じ。部活を一生懸命にやって、7月から本格的な受験勉強を始めた中3生ならば、今の10月時点では、勉強に専念できたのは、7月、8月、9月の3か月分。それだけの勉強で、「成績が今一つだから志望校を変えようかな?」というのは、まだ早いのです。入試まで、まだ5か月あります。高3生も、期間の違いはあるにしても、同様のことが言えます。

 

保護者の方がよく言われる、「安全なレベルなところを・・・」というのも分かりますし、早く受験校を決めたいというのも分かりますが、中3生であれば、一般入試なら、12月、1月まで状況を見ても遅くはありません。正しい勉強法で取り組んでいれば、本当に入試の直前まで得点力は伸びます。

 

中3生も、高3生も、10月、11月が、受験校を決める重要な時期ですので、前向きに取り組んで欲しいと思います。


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