自分に合った授業?
2015年01月14日
「自分に合った授業」、よく見たり、聞いたりする表現です。
最初は、「自分に合った授業」は必要だと思います。何言ってるのか、ちんぷんかんぷんの授業では役に立ちませんから。
しばらくは、「自分に合った授業」でやっていかなければなりませんが、いつまでもそのやり方でやっていると、実は、力って
伸びません。理解できる範囲内、解ける範囲内で勉強することになってしまうからです。
ある程度力がついたら、自分の力よりもちょっと上のことをやることが必要です。負荷をかけるってことです。応用問題が
解けるかどうか、とも言えるでしょうか? それを経ないと、力は伸びないと思います。
例えば、部活でもそうでしょう。いつでも勝てる相手と試合をしても、強くならないでしょう。現状の力を出せばいいだけ
ですから。自分よりもちょっと強い相手と試合をして、競い合う中で技術も向上し、また負けることで、弱点を分析し、修正
していく。それを繰り返すことによって、着実に力を伸ばしていけると思うのです。
授業の話に戻ります。いずれは、「自分に合った授業」から脱却すべきです。そして、自らの勉強レベルを、志望校のレベ
ルに合わせるべきです。
今日、高校生の数人にはその話をしました。新学年に向けて、全員に順次話していきます。