塾長の授業日誌

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妥協するな!

2010年03月21日

 さきほどの日記の追記ですが、「妥協はいけない」ということを、この仕事をしていて本当に思う。


 高校入試で言えば、「第1志望」を変えてはいけない。成績が下がったらすぐに志望を下げる場合があるが、志望を下げるとそれ以上に成績が下がる場合が多い。油断である。


 なかには、高校入試では志望を下げて、入りやすいところに行って、高校で挽回して、大学入試で勝てばいい、なんてことを考えてる人もいるけど、現実は無理。だって、高校での勉強の方が難しいのだから。それに、高校は、各高校、いや同じ高校でも学科によって授業レベルには差がある。高校に入った段階で、すでに高校内で習得できるレベルには差があるのが現実。それを埋めるのが、家庭学習や塾なのだろうけど、差が小さいほうがいいのは当たり前。それなら、高校入試の段階で、妥協しないほうがいいのである。それもあって、私自身は、受験に関してはチャレンジさせている。現在まで、チャレンジさせたところは全勝しているが、背水の陣になると、やはり爆発的な力が出せるとしみじみ思う。


 大学入試に関しては、国公立大学に関しては、滑り止めなんて受けないほうが、合格率が高い。これも、背水の陣の効果。とはいえ、昨今の経済情勢で浪人は回避しなければならない場合もあると思う。だけど、大学生の就職状況を考えると、浪人はなんら不利ではない。それよりも大学を卒業しての、就職浪人の方がもっと不利な状況。就職できずに、わざと「留年」して、大学生の地位を保つ者も、最近は多いそうだ。


 それなら、大学受験でも妥協することなく、チャレンジすればいい。確かに浪人生は少なくはなってはきているけれど、確固とした意志を持って、第一志望を目指すなら問題はないはずだ。あるとすれば、1年間の金銭的な問題。これはなかなか難しいかもしれないが、保護者の方にご協力をしてもらうしかないのが現状。浪人生には奨学金もないはず・・・。


 このあたりは、前途有望たる若者に夢を与えるためにも、政府・地方自治体は何か考えてくれれば・・・。結局は、将来の日本のためになると思うのだが・・・。

 

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