塾長の授業日誌

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辞典

2008年04月10日

 小学生の授業。何年生であろうと、TOP進学教室では、入塾したら早々、国語の授業時に、辞典のひきかたを教える。国語辞典にとどまらず、漢和辞典も。小学3、4年生には、かなり重くて大きい辞典なのだけれど、自らひけるようにする。使えるようになるまで、時間は十分にとる。最初が肝心だ。

 何でもかんでも分からないところを教えるのが、「塾」の役割ではない。「丁寧に教えてくれる」というのは、生徒や保護者にとっては、ありがたいことだとは思うけれど、何でもかんでも「塾」に頼りすぎると、後々困る。

 学年が進むにつれて、自分で勉強をしなければならない時間は増えていく。「教えてもらう」ことばかりに慣れていると、いつまでたっても「塾」に通わなければならないし、通塾日数や時間が増えることにもつながる。

 「分からない」ものを自分ですべて解決するのは到底無理だけれど、自分で調べて分かるものは、自分でやってほしいので、辞典の使い方は早期に教えてしまう。

 授業で国語に取り組んでいるときには、本棚の前で、いろんな辞典を広げて調べている小学生の姿がある。なかには、床に座り込んで熱心にページをめくっているものもいる。普通の辞典ではなく、「ことわざ辞典」「熟語辞典」「故事成語辞典」まで調べているときもある。

 使いこなせるようになるには時間がかかるけれど、一旦身につけてしまえば、役に立つことは間違いない。

 「塾」といえば、教師が一生懸命に勉強を教えるところ、というイメージもあるかもしれないが、TOP進学教室はちょっと違うところもある。

 「塾生も一生懸命に勉強しているところ」である。



 パンフレットを受け取りにこられた保護者の方にも、

 「静かですね。今はテスト中ですか?」

 「いいえ、授業中です。いつもこんな状態です。」

 とのやりとりもよくある。

 それだけみんな集中して勉強に取り組む。


 新規入塾者もその雰囲気が当然だと思って、勉強に取り組んでいる。今後が楽しみだ。




 

 

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