大学入試の方式による勉強方法の違い
2023年11月08日
「共通テスト」まで2か月程となりました。
国公立大学を受験するには「共通テスト」を受験しなければなりませんが、各大学により、「共通テスト」と「2次試験」の配点比率は異なります。
例えば、東京大学では、「共通テスト」:「2次試験」=110:440
香川大学経済学部(前期)なら、「共通テスト」:「2次試験」=900:200
です。東京大学は「2次試験」重視、香川大学は「共通テスト」重視です。
また、東京大学の「2次試験」は4教科ですが、香川大学経済学部(前期)の「2次試験」は1教科です。教科数も異なっています。
ですので、「東京大学」を志望する人と、「香川大学経済学部」を志望する人では、勉強方法に違いがあるのは当たり前で、同じ勉強法をすればよいものではありません。
「友達があの問題集をやってるから私もやろう」と考えるのは、例えば「共通テスト」対策や「定期テスト」対策なら、受ける問題が同じですから、同じ問題集でも構わないかもしれませんが、「2次試験」用なら、ちょっと考える必要があります。
また、最近は、国公立大学でも「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の募集人員も増えてきており、それをクリアするには、一般入試用の勉強だけでは厳しくなってきています。定期テストの勉強もしっかりやり、調査書の点数も確保したうえで、小論文や志望理由書を書く練習も必要になってきます。受験する大学の入試方式により、勉強方法には違いがあるのです。
TOP進学教室の高校部の指導では、高1~高3の全塾生と個別面談を行い、志望大学の入試方式に応じた日頃の勉強法をアドバイスしています。志望大学が異なるからこそ、一人ひとり面談を行っています。
倍率
2023年11月07日
先日、公立高校の募集定員が発表されました。
地域ごとの中3生の人数に応じて、定員の増加や減少が生じます。1クラスまるまる削減されることもあれば、数人程度の場合もあります。また、多少の増加する場合もあります。
三木高校では、来年度の総合学科の募集定員が4名減りますが、これは昨年のみ4名増加していたものが、元に戻るだけですので、大きな変動ではありません。
また、入試での倍率等が発表される機会も今後増えますが、その倍率は、(出願人数)÷(募集定員)で求められる数値であることがほとんどです。ですが、入試当日には、出願していても欠席する受験者がいる場合もあるので、実質倍率は下がります(必ずというわけではありませんが)。
どのくらい欠席者が出るかというのは、高校により、異なってきます。よくあるのは、高専に合格した受験者が、公立高校入試を欠席するという場合です。高専受験者が多く出願する公立高校では、欠席者が多くなっています。
(欠席者の人数は、入試終了直後には分かりますが、しばらくすると県教委のHPからはそのデータは消え去ります。)
倍率を見る際には、名目倍率なのか実質倍率なのか、注意が必要です。
期末テスト
2023年11月06日
中学生は、11月末の「期末テスト」が近づいてきました。
テストに向けての「勉強会」は、今日からスタートしています。
前回の「中間テスト」から後に学習した内容は、「期末テスト」の範囲になりますから、テスト範囲が発表されていなくても、テストに向けての勉強はできます。教科書を隅々まで読み、内容を理解し、ノートやプリント等で、さらに要点の確認をしたうえで、ワーク類で問題演習に入っていきます。その際に間違えた問題は、単に答を合わせて終わりではなく、教科書やノートに戻って、再確認。さらに、数日後に2回目、3回目の学習。できるまで取り組むことで、定着していきます。
「定期テスト」に向けての勉強の際に、「対策問題集」や「過去問」に頼り切った勉強は、おすすめしません。仮に、なんとか「定期テスト」は乗り切ったとしても、丸暗記に近いテスト勉強であったわけですから、忘れるのも早いです。また、教科書等で基本から学習していないので、理解も十分にできているわけではなく、後々の「診断テスト」や「入試」」の際に困ることになります。
実際問題として、範囲の狭い「定期テスト」の時に手抜きで勉強した内容を、範囲の広い「診断テスト」や「入試」向けの勉強の際に、再度取り組めるかというと、ほとんどの場合、時間不足でできないと思われます。
ですので、TOP進学教室では、「定期テスト」の際に、「過去問」を使った指導は一度もしたことがないですし、今後もしないです。「過去問」頼りの勉強では、後々、困ることははっきりしています。
時間はかかるかもしれませんが、日々の予習、復習、学校の宿題等を積み重ねて、理解を深めていけば、テスト前にそんなに困ることはありません。
5段階評定
2023年10月30日
三木中学校では、今日、5段階評定の成績が出たようですね。
他の中学校とは異なり、今年度初めての5段階評定。
5段階評定は、「定期テスト」の得点以外に、授業中の取り組み方、態度、提出物等も考慮されてのものですので、「定期テスト」の得点のみに比例してつけられるものではありません。
従って、「定期テスト」の得点が良いのに、評定が今一つであった場合には、授業中の取り組み方、態度、提出物等に問題がないかどうか、親子で確認したほうがいいでしょう。
公立高校入試の際に合否判定に用いられるのは、「定期テスト」の得点や順位ではなく、「5段階評定」です。各学年の最後の評定が用いられます。
11月の「期末テスト」、2月の「学年末テスト」の成績を踏まえて、学年トータルの「5段階評定」がつきますので、残り2回のテストも早めの準備をして、高得点を目指しましょう!
今回の成績を踏まえて、志望校に合格するための学習法についての相談会も開催しています。ご希望の方はこちらから
私立高校入試
2023年10月23日
公立高校を第一志望とする受験生にとっては、私立高校は万が一の際の滑り止め、と考えている場合が多いとは思いますが、私立高校を受験する以上は、高校の中身をよく調べて受験する方が好ましいです。
大学進学に向けての対策はどうなっているのか
部活動はどうなのか
通学の際、スクールバスはあるのか
などなど、よく検討したうえで、受験する高校を選んでください。
また、高校によっては、コースが設定されていて、どのコースで受験すればいいのかがよく分からない、という場合もあると思います。
塾生の方は、現在、保護者面談中ですので、私立高校の授業レベルやコースごとの合格可能性についても、お話ししています。ご希望の方で、まだお申し込みでない場合には、お早めに専用サイトからお申し込みお願いします。
高2生は、受験モードへ
2023年10月12日
明日で、高松一高の中間考査が終わります。高松高、三木高の定期考査も終わっていますので、しばらくの間、定期考査はありません。
そうなると、部活に時間をかける高校生は増えてきます。それ自体は別に構いません。重要なのは、勉強時間も確保する、ということです。
特に、高2生。
大学受験まで、1年と3か月。推薦入試ならもっと短いです。
また、現高2生は、例年の高2生とは異なった受験環境になります。現高2生から、新学習指導要領に沿った学習になっており(教科書も変わる)、受験予定の2025年度入試から「共通テスト」は、変わります。出題教科・科目は再編されます。「情報」も教科に追加されます。
こうした変化のある入試を受験する学年であるからこそ、その準備は早めの方がいいはずです。
高2生(新高3生)向けの講座もすでに始まっており、受講できます。まずは、無料体験受講からおすすめします。
「中間テスト」成績
2023年10月11日
中学生の「中間テスト」の成績が返ってきているようです。
6月末の「期末テスト」から、夏休みを挟んで約1か月半の学習内容が出題範囲でした。途中夏休みがあったので、それまでの復習に時間をかけ、理解できる問題、解ける問題を増やした人は、成績も向上しているでしょう。
でも、今回よりももっと範囲が広いのが、次の「期末テスト」。まるまる2か月分の学習内容が範囲になります。2か月間という期間も長いですが、授業の進み方も速くなっていますし、また、内容も学年当初よりは難しくなります。勉強に取り組んだ人と、そうでない人との差は、今回の「中間テスト」以上に出るはずです。
大成功を収めるためには、テスト直前からの勉強スタートでは遅いです。まずは、日々の授業内容の復習や宿題に取り組み、日々理解を深めていくことが大切です。
TOP進学教室の授業では、「個別演習型指導」で、個々に問題演習を行い、問題が解けることを確認しています。毎回の授業が、テスト対策になっています。
まだ早い
2023年10月10日
中3、高3受験生の中で、「勉強したけど、成績が今一つ伸びないから、変えようかな?」と思っているなら、それは、まだ早い、です。
特にそのように考えがちな人に多いのは、「勉強したらすぐに成績は上がるだろう」と考えていること。
入試向けの範囲の広い勉強で、そのようにすぐに上がるということはなかなかありません。勉強したところが、すぐにテストに出る訳ではないですし、勉強する範囲も広いし、難易度も高くなるからです。
ある程度時間をかけた勉強が必要です。勉強して知識をため込んでいって、解法も身に付けて、ある程度の知識量、解法をため込んだ時点から、徐々に解けるようになる、という感じです。
英語の例で言えば、単語を毎日10個ずつ覚えていっても、一日やっただけでは、長文問題に載っている単語が分かるとは限りません。ですが、仮に1年365日やれば、3650個。ここまでやると、かなり読めるようになるはずです。それを継続すれば、さらに分かるようになるはずです。
入試向けの勉強も同じ。部活を一生懸命にやって、7月から本格的な受験勉強を始めた中3生ならば、今の10月時点では、勉強に専念できたのは、7月、8月、9月の3か月分。それだけの勉強で、「成績が今一つだから志望校を変えようかな?」というのは、まだ早いのです。入試まで、まだ5か月あります。高3生も、期間の違いはあるにしても、同様のことが言えます。
保護者の方がよく言われる、「安全なレベルなところを・・・」というのも分かりますし、早く受験校を決めたいというのも分かりますが、中3生であれば、一般入試なら、12月、1月まで状況を見ても遅くはありません。正しい勉強法で取り組んでいれば、本当に入試の直前まで得点力は伸びます。
中3生も、高3生も、10月、11月が、受験校を決める重要な時期ですので、前向きに取り組んで欲しいと思います。
4連休
2023年10月06日
2学期制の学校は、この週末の連休を境にして、前期後期を分けているところが多いです。
高松高校もその一つなのでしょう。今日から、4連休。
とはいえ、高3生は、勉強時間が確保できるグッドタイミング。今日も、午後から自習に何人も来ていました。三木高校も昼で終わっていましたし、高松一高は来週から中間考査なので、夕方から自習に。
この連休も、高校生の自習は多いでしょう。
さて、中学生は、中間テストの答案や成績が順次返ってきているはず。明日からの3連休は、その結果から、テスト勉強を振り返り、次のテストに向けて、いつから、どの期間に何をメインにして勉強するか、を考える時間にしてほしいと思います。ただ単に反省して考えるのではなく、必ず書いて記録しておくことも大切です。
「中3診断テスト」には200点の壁がある
2023年10月05日
今日は、中3生の「第3回診断テスト」でした。
今回から、中3生の学習内容も出題範囲に含まれ、より入試に近づいた出題範囲となっています。
第3回、第4回の得点状況によって、受験校を決めることが多いですが、高松高校や高松一高、三木(文理)志望者にとっては、「200点の壁」を超えることがまず必要でしょう。
50点満点×5教科=250点満点ですから、200点を取るには、平均40点が必要です。40点を取るのが難しいかというと、その時々の難易度にもよりますが、そんなに難しい訳ではありません。
ただし、これまでの定期テストを、直前の勉強をメインとして暗記で乗りこえてきた人にとっては、40点を取るのは難しい場合もあります。定期テストみたいに基本的な問題ばかりではないですし、出題範囲も広く、暗記で乗りこえるのは難しいからです。
特に、
数学・・・証明、関数、規則性
理科・・・配点が2点の計算問題
英語・・・英作文、長文読解
こういった分野は、考え方が重要で、暗記のみでは対応できないところです。
こうした分野が解けるようになると、40点は超えますし、また、40点以上を安定して取れるようになります。つまり、「200点の壁」を超えることができ、安定して200点以上取れるようになるということです。
ただ、そうした分野を解けるようになるには、ある程度時間をかけた勉強は必要です。なかなか200点の壁を超えられない場合には、勉強に時間がかかるそうした分野を避けてはいないでしょうか?
TOP進学教室で開講している「中3特別選抜コース」では、そうした分野を重点的に指導しています。毎年、高松高校、高松一高、三木(文理)に合格しています。