塾長の授業日誌

HOME › 塾長の授業日誌

塾長の授業日誌

読む

2023年09月26日

国語の問題に限らず、他の教科でも、問題文を丁寧に読まないから「分からない」「解けない」ということは、理解状況や成績の良し悪しに関係なく、多いです。

 

質問に持ってきて、一緒に問題文を読んだだけで、「分かった」という場合も多いです。私がやってるのは、問題文を丁寧に読んでいるだけ。

 

小中高生に限らず大人も含めて、文字を読むということは減っていると思います。動画を視聴しても文字は出てきますが、それは、映像があっての文字。映像を見ているから、文字内容もすっと頭に入ってきます。

 

ですが、テストの問題文の場合、映像はありません。理社などの場合には、図や表、グラフなどがあり、まだ分かりやすいかもしれませんが、国語の場合には、ほぼ文字情報のみです。その文字を読んで、内容を理解し、設問を解く、というのは、日頃から文字を読むことに慣れていないと、なかなか難しいはずです。

 

また、特に小説などの場合には、その文字情報から場面の状況を頭の中で考える必要があり、読んだ内容があやふやだと、思い浮かべることもできません。

 

漢字が読めないとか、語句の意味があやふやだったりすると、内容も正確には理解できないので、問題を正しく解ける状態ではありません。英語で言えば、英単語がいくつか分からず、英文の意味も十分には分からないので、設問を解けない、ということです。

 

特に、国語が苦手でなかなか点数が上がらない場合には、「問題を解く」以前の問題であることも多いです。


解法の丸暗記は意味なし

2023年09月25日

高校生の数学。

テストが近いからか、質問が多い。

とはいえ、質問に持ってくる問題は、ほぼ皆同じ。

 

「〇〇〇で場合分けするんだと思いますが、そこから先が分かりません」

 

で、だいたいこういう場合には、「〇〇〇で場合分けする」理由が分かってなくて、解けなくなっている場合が多い。

 

しかも、その「〇〇〇で場合分けする」というのは、誰に教えてもらったのか、どこから聞いてきたのか知らないが、おそらく解法の丸暗記。「〇〇〇で場合分けする」というのは、間違っていないし、そういう風にして解くけれども、その理由が分かっていない。 (ちなみに、私自身は、最初から「〇〇〇で場合分けする」という風には教えない。どうして場合分けしないといけないのか、するとしたら、どこで場合分けするのかを様々な例を出して考えさせ、その結果として、「○○○で場合分け」が必要、と教える)

 

答を手っ取り早く出したいのだろうけれども、入試レベルになると、解法の丸暗記で対応できるようなものではない。

 

時間はかかるけれども、教科書レベルを学習する段階から自分で考えることが大切。

 

丸暗記で、定期テストはクリアーできたとしても、範囲の広い模試や入試では、痛い目に合う。目先のことを考えるのではなく、もっとずっと先のことを考えるべきである。


大学別模試

2023年09月22日

10月~11月にかけて、各種「大学別模試」が公開会場にて行われます。高校で実施する場合もあります。

 

受験を希望する大学に、こうした模試が行われる場合には、受験をすすめています。

 

ライバルの中での自分の位置、そして自分の勉強が入試に対応できているか、また、今後入試本番に向けて何を取り組めばいいかの方向性を示してくれるからです。

 

合格可能性の判定も出ますので、そちらが気になってしまうことは分かりますが、2次入試までまだ3~4か月あります。その期間の勉強次第で、その判定は、いい方向にもそうでない方向にも変動します。勉強の十分でないところを客観的に指摘してくれるものとして、活用すべきと思います。

 

 


基本的には「答を書くテスト」

2023年09月21日

小中高では、学校でタブレットを使った学習も進んでいます。また、デジタル教科書の導入も順次進んでいくことでしょう。

 

それに伴って、入試やテストも変わっていくでしょうが、今のところは、まだ「答を書くテスト」です。

大学入試の「共通テスト」は、すべてマーク式なので、答を書くわけではなく選ぶだけですが、数学や理科では計算は自分でやって、答のみをマークで選ぶ形です。したがって、問題を見るだけですぐに答が出るわけではなく、自分で計算をする必要があります。

 

ですので、実際にテストで答を書けるかどうかは、テスト勉強の時に練習する必要はあります。

教科書や問題集、ノート、プリントを眺めるだけの勉強では、不十分である、ということです。確かに、私も過去に「眺めるだけで完璧に覚えて、答も正確に書ける」塾生を見てきました。ですが、そうした塾生は、35年以上教えてきた中で、未だに名前が言えるくらいの超少数です。

 

「なんでもかんでも書いて勉強して覚えろ」、とは言いませんが、テストの答を正確に書けるように、テスト勉強の際に書く練習は必要です。

 

漢字、英単語、用語などはもちろんですが、英作文、国語の記述、理社の記述などは、実際に書いてみないとうまく表現できなかったり、指定の字数内で書けなかったりします。

 

「勉強したけど、思うように得点できなかった」という場合の一つの原因として、「書く練習」不足はあると思います。


中1、高1から「定期テスト」で点を取って合格へつなげる

2023年09月19日

この3連休、自習室は3日間とも利用できるようにしました。

三木高生はテスト週間ですし、さぬき市の中学校もテスト週間でした。また、もちろんのこと、中3、高3受験生も大勢やってきて、満席の時間帯も多かったです。

 

公立高校入試の場合、いわゆる内申点と入試当日のテストの点数で合否が決まります。比重は1:1です。つまり入試といっても、半分は、中学校の時の成績(中1~中3)で決まってしまいます。その成績は、「定期テスト」の結果を中心に決められているはずです。ですから、「定期テスト」の時から、時間をかけて勉強して、高得点を取り、5段階評定で5や4をとっていけば、入試の際にそんなに困ることはないですし、入試本番勝負、ということはなくなります。

香川県公立高校の入試の仕組みはこちら

 

 

それは高校生も同じで、最近は、学校推薦型選抜や総合型選抜など、いわゆる一般入試ではない選抜方式が多くなっています。これらの場合、大学ごとに選抜の方法や基準は異なりますが、学校の成績で出願基準を定めている場合があります。

出願条件として、高1~高3の評定平均を用いている場合、やはり高1から高めの評定を取っていかないと、高2、高3になって、ヤバイと思って本気で勉強しても、平均を取りますから、高1の最初から高い評定を取っているライバルには、数字上はなかなか勝てません。

 

ですから、高校生も、中学生と同様に、高1の最初から、「定期テスト」で高得点が取れるように、日々の学習を行っていけば、合格へは近づいていることになります。

 

「推薦入試は考えず、一般入試を受験する」という場合でも、結局は、日々習った内容が基になって一般入試も出題されるわけですので、「定期テスト」の時に勉強しておくことが必要であることは言うまでもありません。

 


満席

2023年09月14日

三木高校も昨日「期末考査」のテスト発表でした。

テストの近い中学生も含めて、自習室の利用は増えています。塾の方針として、放課後(夕方)の利用を勧めています。夜(夕食後)に勉強するのは当たり前ですので、それに加えて勉強時間を確保するためです。

 

この方針は、もう10年以上、いやもっと前からそうで、浸透しています。ちなみに、今日の夕方の自習室は満席でした。もちろん、私語などしている塾生はおらず、静かに集中して取り組めています。

放課後に2~3時間利用して、一旦夕食の為に帰宅して、再び自習室にやってくる塾生も多いです。

また、テスト前や土曜日などは、13時~22時30分まで、途中食事の時間を除いて、ずっと勉強している塾生も少なからずいます。

 

集中できる環境であることは、そのことからも言えると思っています。


教科書を勉強する

2023年09月13日

理解力を向上させ、得点力を上げようと思ったら、まずやるべきことは、

 

「教科書を勉強する」

 

ことです。

 

「問題集で問題を解くのが勉強だ」と勘違いしている人もたまにいますが、「教科書を読み、内容を理解し、そして問題集を解いて確認する」という手順で勉強すべきです。

 

教科書を読んで内容を理解してから問題を解くと、スムーズに解けることが多いです。また、内容を理解していると、公式を忘れても、自分で導き出すこともできます。

 

例えば、中学生の地理で、時差を計算するときに、経度15度の差で1時間の時差が生じますが、この15度を忘れたときでも、1日に地球が1回自転していることを用いれば、360÷24=15 で求めることができます。また、東京の時刻が分かっている時に、イギリスの時刻を求めるときに、時差を足すのか、引くのか、ということも、理屈が分かっていれば、覚えていなくても求められます。

 

高校生の数学で言えば、三角関数の倍角や半角の公式を忘れても、加法定理から導き出せることを知っていれば、容易に求めることができます。

 

実際、成績上位の生徒は、皆テスト前に教科書を開いて、隅々まで読み込んでいます。過去に難関大学に合格した塾生も皆そうでした。

 

テストが近づいていますが、大事なのは、「教科書」ということを忘れずに取り組んで欲しいと思います。


家ではできないのは大人も?

2023年09月12日

昨日に書いた内容とも重なりますが、家で勉強しようという気持ちはあっても、思うようにいかない場合もあるようです。

 

「ついスマホに手が伸びてしまう」

「勉強しようと思っても、勉強のスタートがつい遅れてしまう」

「学校から帰ってきて、ちょっと休憩のつもりが、そのまま寝てしまう」

「親が『勉強は?』と、うるさい」

「兄弟に勉強の邪魔をされる」

「家族の話し声、笑い声、テレビの音量で集中が難しい」

「勉強の途中で一旦休憩、のつもりが休憩からなかなか勉強に戻れない」

・・・

 

まあ、いろいろあるようです。

 

大人の在宅勤務にしても、同様に、家では集中して仕事ができない、等の理由で、自宅以外で仕事の場所探しをしてる方もいらっしゃいます。

 

いろいろ事情はあるにせよ、集中して勉強や仕事に取り組める環境というのは重要です。

 

家で勉強できるのが理想ではありますが、なかなかそういかない生徒向けに、TOP進学教室では、自習室を設置して、集中できる環境を用意しています。

 

自習室に来るまでの往復の時間が無駄なように思えても、実際には、集中してさっと取り組めることを考えれば、無駄にはならないと思っています。 


部活していた時間を勉強の時間に・・・

2023年09月11日

9月も10日経過しました。

 

先週も書きましたが、中3,高3受験生は、部活に費やしていた放課後の時間を、勉強の時間に変えることができているでしょうか?

 

部活の時間が2時間あったなら、夕方に2時間勉強する、ということです。

 

部活がなくなった分、時間はできているはずですし、受験生なのですから、それを勉強の時間に充てるのは当然のことと思います。

 

帰宅してしまうと思うように勉強時間が確保できないなら、放課後に自習室を利用することもすすめています。高校生なら、学校に残って勉強している場合もありますね。それもおすすめです。

 

要は、だらけない環境の下に自らを置く、ということです。それが、学校なのか、自習室なのか、図書館なのか、自室なのか、それは個々に異なるとは思いますが、もし、その場所がまだ見つかっていない場合には、いろいろ試してみることは必要でしょう。

 

 

 

 


診断テスト

2023年09月04日

今日は、中3生の「診断テスト」でした。

今回からは、中2の学習範囲も加わったので、当然のことながら、第1回よりは問題も難しくなっています。例年、第2回、第3回「診断テスト」が終わったころに、「思ったよりも点数が取れないので、どうしたらよいか?」というような新規の方の問い合わせが増えます。それも、出題範囲が広くなり、難しくなっているからでしょう。

 

明日から順次答案や成績も返却されるでしょうが、大事なことは、何点取れたか、ではなく、夏休み中に勉強した成果が出たかどうか、思うように出ていなかったのであれば、どこが良くなかったのか、ということを分析して、10月の第3回に向けて、勉強の方針、計画を立てることです。

 

また、校内順位に満足するのではなく、より高得点を目指して、勉強することが大切です。「〇〇点取ったら合格できる」という巷の噂は、あくまでも過去のものです。今年がどうなるかは分かりません。間違いなく言えることは、「募集定員内に入れば合格する」ということ。より高みを目指すことが大切です。

第3回は、10月初旬にあります。9月下旬には、「中間テスト」もあり、その勉強も必要なので、「診断テスト」向けの勉強にすべての時間を割くわけにはいきません。テスト日程を考えて、いつまでに何を勉強すべきかを考えたほうがいいでしょう。

 

TOP進学教室の「中3特別選抜コース」は、「診断テスト」「入試」に特化したコースです。高松高校、高松一高、三木(文理)等の志望者対象で、210点以上得点できるように指導しています。お問い合わせの方は、こちらから


ホームページからのお問い合わせはこちらから。お電話でのお問い合わせは087-898-4223(授業・面談を最優先するため、授業・面談時間中は電話に出られない場合があります。留守番電話にて用件を承ります。)

このページの先頭へ