塾長の授業日誌

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塾長の授業日誌

土日は勉強

2006年07月01日

 今日は欠席者が多かった。昼間の授業は、三木中学校の参観日のため、仕方がないが、自習の高校生も少なかった。確かに、テスト中でない高校もあるが、土日は勉強すべきときだと思う。実際、平日は学校の授業もあり、なかなか一つのことに打ち込めるだけの時間はないはず。だからこそ、土日で英語の予習や数学の問題集をすすめると、平日に余裕がうまれるはずだ。

 大学合格という目標に向けて、自宅学習に励んでいたことを信じたいが、集中してできたであろうか?
週の最初には、週末の過ごし方をよく聞いてみるのだが、「失敗しました」「やはり家では無理です」というような返答も多い。新聞にも掲載されていたが、1日のうち、2時間も携帯(メール?)をいじっているものが、高校生で30%にのぼるという調査結果も出ている。受験勉強とは、ライバルとの闘いでもあるが、自らとの闘いでもある。楽な方向に流れないように、自分を律する意味でも、自習室での学習をさらに指導していきたいと思う。



時間がない?

2006年06月30日

 「時間がなくて宿題ができませんでした」という申し出がたまにある。体調不良等で不可能なら仕方がないが、ほとんどの場合には、そうではないように思う。

 本当に時間がなかったのなら、休み時間にも時間を惜しんで取り組むとか、送迎の車の中で取り組むとか、そこまでやるべきだと思う。そこまでやらずして、「時間がなかった」とはいえない。1分1秒でも時間は無駄にすべきではない。

 個人的な話になるが、私も、大学受験前は時間の使い方の工夫をいろいろやっていた。例えば、単語の暗記にしても、そのための時間をとるのは、無駄に思えたので、通学・帰宅時の信号待ちの間に単語を覚えていた(「単語カード」を日頃から作っていたので、その確認を毎日していた)。1分程度だが、1日に単語カード1セット分の確認はできていたように思う。(危険なので、真似しないでください!)

 度あるごとに、塾生には、個々に、時間の使い方について話しているが、こちらの期待通りにはいかない。無駄な時間が目立つ塾生もいる。自習に来て、黙々と学習を進めているものが大半だが、休憩時間が長めの者も若干いる。その都度指摘しているが、身についた習慣なのか、なかなか自分では気づかないようだ。

 1日24時間は世界共通。どれだけ効率的に時間を使えるか、日々、アドバイスを重ねたいと思う。



分からないところをそのままにしない

2006年06月29日

 「分からないところをそのままにしない。」 これは成績向上には絶対に必要である。だがこれができるのは、「自ら進んで勉強する」ことができている場合のみ。いわゆる「やらされ勉強」では、そこまでできないと思う。

 自習室に自ら来て勉強している塾生は、「分からないところをそのままにしていない」はず。成績の動向をみても分かる。ただ、「分からないところをそのままにしない」のに、成績が向上しない場合がある。

 それはどういう場合か?

 計画的にテスト勉強ができていない場合である。テストまでに、テスト範囲の勉強が終わらなければ、得点は上がらないことも多い。

 やはり「テスト発表」後の期間に頼るのではなく、日頃からの学習にもっと力を注ぐべきだ。

 「テスト前だけしか自習室を利用しない」場合は、「日頃から自習室を利用している」塾生よりも成績の向上の程度が違う。今回のテストでも、ほぼ毎日きている塾生で、ほとんどの教科で20点ほどアップした塾生がいた。毎年、驚くほど成績が上昇し、予想もしなかったような高校・大学に合格するのは、毎日自習室に通う塾生なのである。

 毎日通うのは大変。送迎が必要ならなおさら。だが、毎日自習室に来る生徒にほぼ共通しているのは、「自習室で勉強を終わらせてしまう」こと。家に帰ると、食事・入浴・睡眠だけという塾生も多かった。家でだらだら勉強するのであれば、自習室で集中して勉強したほうが時間が効率的に使える。また、家族の方も安心して、テレビも見られるだろう(間違いなく自習室では勉強してるので)。

 部活で忙しい日々を送っているのは分かるが、集中して取り組むなら、自習室の利用をすすめたい。

 どうしても、見たいテレビがあるなら、録画をすすめたい。特にDVDなら、CMもとばして、1.3倍速で見れば、1時間番組でも40分足らずで見られますので。


成績が上がる方法

2006年06月28日

 中学生の授業。「中間テスト」の成績が返ってきているが、塾で学習していない教科の点数がよくない塾生が何人かいた。原因は、おそらく勉強不足だろう。テスト前になって慌てて勉強をしたのではないかと思うし、勉強が間に合わなかったのかもしれない。明らかに言えるのは、日頃からの学習に勝るものはない、ということだと思う。

 私が常日頃思っているのは、予習<復習 ということだ。英語では予習が大切なことは分かるが、予習だけでは、意味がない。予習を踏まえての授業、そしてその復習が大切。「予習型」の指導があまり好きではないのは、「復習」が大切だからと思っているからである。「予習」だけで理解できるのであれば、授業は受けなくてもいいかもしれない。「予習」だけでテストの点数がとれれば、「復習」は必要ないだろう。だが、「なぜテスト前は部活が休みになるのか?」。それは、「復習」のための時間を確保するためなのである。しかし、それは「救済措置」であって、テスト前の期間の勉強に頼ってはいけない。

 大切なのは日々の学習。テスト発表の段階では、それまでに習った範囲の教科書の暗記事項の暗記、問題演習くらいはしておきたい。そうすれば、テスト直前まで授業があったとしても、テスト範囲の勉強が不十分になるということはなかろう。

 ただ、こうした日々の学習の大切さを塾生たちに理解させるのはなかなか難しい。それを分かってくれると、テスト勉強も楽になるはずだし、成績も向上するだろう。そうすれば、塾に来る必要もなくなるだろう。自分で勉強できるスタイルをぜひ身につけてほしいと思う。



夏期講習

2006年06月27日

 TOP進学教室の「夏期講習」は、時間が長いほうだと思う。中3は、「自立学習コース」「入試対策コース」を受講すれば、25日間となり、60時間以上になる。だけど、42日間の学校の夏休み中のたった3日間分(72時間)よりも少ない。勉強しているようで、まだまだ少ない。自宅学習が大切なのは言うまでもない。

 だけど、「家では勉強できない」という生徒は多い。なぜか? いわゆる「勉強部屋」ではなく、「娯楽部屋」になっているからだろうと思う。いろいろ話を聞くと、テレビがあったり、漫画があったり、携帯電話を持っているものもいるだろう。その空間にいれば、一人で楽しめるのである。だから、勉強よりも、そちらの方ばかりに目が向いているのだ。それで、勉強は後回し。

 解決法はやはり、そんなものをなくすことではないかと思う。私が学生のときに使っていた部屋にはテレビはもちろんなかったし、漫画もなかった。もちろん携帯電話もなかった。今から考えてみれば、勉強には最適の場所だったように思う。また、エアコンもなかったので、扇風機や足温器の世話にもなった。勉強するための部屋だった。

 自習室も同じ。勉強するのに必要なものしかない。机、イス、蛍光灯、時計、本棚には参考書、問題集がたくさん。計算用紙も置いてある。エアコンもある。携帯は使用禁止、私語禁止、居眠り禁止、違反者には罰金ならびに使用禁止処分がある。自宅の「娯楽部屋」をなくしたくないのであれば、自習室を利用してほしいと思う。最近それに気づいて自主的にやってくる塾生が増えてきた。

 「夏期講習」で成績を伸ばすなら、授業後の自習室の利用がおすすめ(中3・高3)。暑い中、帰るよりは夕方まで勉強して、少し涼しくなってから帰ってみてはどうだろう。



集中力

2006年06月26日

 昨日は、高校生対象の特訓。日曜日にもかかわらず、20名弱が参加した。8時間の特訓で、途中参加は認めなかったので、部活の関係で来られなかった者もいたようだが、また、7月にも開催するので、そのときに参加してください。

 さて、その特訓だが、終わっての感想は「かなりきつかった」「疲れた」という声がほとんど。私も最後の方はかなり疲れた。だが、裏を返せば、たかだか8時間程度の勉強を集中して取り組んだことがあまりない、ということにつながる。大学受験のための勉強のことを考えると、まだまだ甘いような気がする。参加した塾生の皆さん。「集中して勉強する」とは昨日のような勉強の仕方のことです。勉強中に他のことを考える余裕はなかったはず。それくらい集中して取り組めば、合格も近づくぞ!!!

 さて、7月も近づき、「夏期講習」の問い合わせも増えてきました。内部生優先のため、募集は残席のあるコースのみとなっています。事前準備、事前面談等も必要なため、お問い合わせ、お申し込みはお早めにお願いいたします。



英語の予習

2006年06月23日

 高校生の授業。テストが終わって、英語の予習のストックがあまりない様子。基本的に、英語の予習は、土日の週末にまとめてやっておくもの。そうすれば、平日にあわてることはないし、他の教科の宿題を出されても、余裕である。テストが終わったばかりだから、と言わないで、この週末は予習三昧。もちろん、数学の問題集も週末にまとめてやっておくべし。

小学生の記憶力

2006年06月22日

 小学生に「今日どこまで習った?」と聞くと、「教科書のここの漢字まで習った。」と、具体的に教えてくれる。「この漢字は習ったけど、これはまだ習ってない。明日するって先生が言ってた。」というふうに、授業を再現してくれる。本当これには毎回感心している。

 一方、中学生はどうか? 教科書に沿って学校の授業は行われているはずなので、「どこまで習った?」と聞いてみると、具体的に「ここまで」、という範囲が聞かれることは少ない。1回の授業でいろいろなことを説明したり、問題演習したりしているからであろうか? ほんの少し前まで小学生だった、中1の塾生に聞いても、小学生のような返事は返ってこない・・・

 なぜだろう? 



えっ?

2006年06月21日

 今日は、午前中に丸亀で、ある会に参加する必要があったため、急遽、開室時間を13:00からと変更させてもらいました。高卒生の諸君には事前に連絡していましたが、その振替で明日は朝から開いています。

 授業とは関係ないのですが、「焦った」話題を2つ。

 会に行く前に自宅近くの金融機関に行った後のこと。センターラインもない道路(対向はどうにかできる)なのに、後ろから追い抜いていく車。住宅地なので非常に危ないし、こちらもぶつけられる寸前。まさか追い抜いていくなんて考えもしないような道路。「えっ?」 追い抜くときに見たら、携帯で電話中。片手運転・・・、危ない。

 高速を利用して丸亀に向かったが、何回も利用しているので、普通に走っていたが、坂出分岐に着いてもいないのに「丸亀市」の標識。「えっ?」 気がつかないうちに坂出を通り過ごしてしまったのか? いや、まだ海は見えていないし・・・。トンネルを抜けて分かりました。まだ、坂出分岐は通過していないと。標識があったのは、確か「桃のトンネル」の手前。つまり、「飯山」。今は合併して丸亀市なのでした。滅多に高速を利用しないので、その標識に気づいたのが今日でした。すでにご存知の方も多いでしょう。家族でいろんなところに行かれたときに、合併の話をされるのもいいでしょう。結構、中学校の定期テストにも出題されていますので。

 部活も高3生がほぼ引退して、高1・2生が主体。だけど、部活のやりすぎには注意。主力メンバーは、頑張っていれば、大学も推薦という道があるけれど、そうでない部員は、部活はフルに参加して、主力としても活躍できない、勉強する時間もない・・・結局、4年計画で大学入試を考えなければいけない生徒もでてきます。計画的に要領よく学習できればいいのですが、どうも、部活に引っ張られすぎの場合もあるようです。何のために高校入試を経て、入学したのかを再確認する必要があると思います。

 高校の学習内容は、英数は最初が肝心。高1時で勉強が不足していると、取り戻すのは大変。高2生ならなおさら。やはり、部活の時間以上に勉強する時間を確保しないといけないでしょう。(ただし、プロスポーツ選手を目指す場合は別ですが)

 

 

限界まで挑戦

2006年06月20日

 「中間テスト」が返却されてきている。成績の好調なもの、また、大幅に向上したものもいるが、中には下降しているものもいる。あれだけ補講もしているのに、である。

 なぜか?

 理由は明らか。家庭学習が不足しているのである。確かに、指導力が拙いと言われれば、弁解の余地はない。だが、指導するにも時間の制約がある。週2回の授業でもせいぜい5時間弱の時間しかない。家庭にいる時間はその何倍もある。そこまで管理は難しいし、また、自習や補習に誘っても、来ないのはどうしようもない。基本的に、自習は希望制である。「強制的に自習に呼んでください」と依頼されることがあるが、それはしていない。そんなことをしたら、「自習」とは言えないからである。理解状況に応じて、補講に呼んでいるが、それさえ来ないのは手の施しようがない。

 成績を上げるには、自分で勉強に取り組むことが一番。塾はその際にうまく利用すればいいのである。私が現在の塾の指導スタイルにしたのは、「自分なら通いたい」と思えるような塾にしたかっただけである。20数年前にこんな塾があったら、私は通ったと思う。一斉講義も利点はあるが、大切なのは、自分の分からない点を確実につぶすことである。それができる指導スタイルにしているが、その「「つぶしかた」がよく分からない者も当然いるので、その方法も指導している。

 一斉指導でも、個別指導でも、塾の授業だけではダメ。勉強する場所は自習室でも、自宅でもどこでもいいが、自分の納得できるまで勉強することが成績向上の一番の方法。塾はあくまでも、補助手段であると考えている。




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