塾長の授業日誌

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塾長の授業日誌

新受験生

2007年04月03日

 新学年を迎えて、新高3・新中3ともに「受験生」となったわけだが、まだまだ甘いところがある。指導する側からすると、「受験生」としてとらえているが、本人たちにはその自覚がないものもいるようだ。

 「ゴール」となるべき日時はすでに設定されている。いわゆる「入試日」である。刻一刻とそれに近づいているのは事実。なら、それにむけてスタートしなければならないが、まだスタートを切れていない場合は要注意。

 ほとんどの塾生は、「ゴール」に向けてスタートしていると思うが、日々の学習に満足することなく、日々向上を目指してほしい。トップに立つには、それなりの努力が必要。自己との勝負になると思う。入試はライバルに勝つことも必要だが、自分に勝つことも必要。「遊びたい、テレビを見たい、・・・」という自分に勝たなければならない。

 「ゴール」と表現したが、これは入試だけで考えたゴールであって、合格=すべて終わり というわけではない。その後も、「ゴール」に向けてのチャレンジは続く。

 「一生勉強」

 いい言葉だと思う。「勉強」と言っても、机に向かって学習に取り組むことだけが勉強ではない。社会生活を送る上での勉強もたくさんある。向上心を持って取り組ませたいし、私自身も向上心を持って指導にあたりたい。

黄砂

2007年04月02日

 「先生、黄砂が降っとるから、白山が見えん。」 と、ある小学生。

 そのくらい黄砂がすごかった。

 「ところで、黄砂って何?」 とあえて聞いてみた。

 「砂。中国から飛んできとる。」

 「中国のどこから?」 と再質問。

 「・・・」
 
 地図帳を取り出して説明した。

 
 最近は中学生でも、学校の社会科で各国の地理を詳しくやらないので、世界地理の知識は乏しいことが多い。「資料分析」もいいけど、まずは基本となる地理を詳しく教えたほうがいいのではないかと思う。
「暗記偏重」なんて言われるかもしれないが、「考える」にあたって、基本知識は必要なのである。

 中学校の理科社会は、内容が薄くなってしまっているし、計算を必要とする内容も減っている。もう少し内容に厚みを持たせるべきだと思う。



年度末

2007年03月31日

 世の中は年度末。昨日、銀行や郵便局に行ったけど、あいさつ回りの人がたくさん来ていた。塾の業務的には、年度末というのは関係がなく、入試が終わったときが年度末のような感がする。塾の授業の新年度は先週から始まっているので、新たな気持ちでここ1週間は過ごしてきた。

 とはいうものの明日からは(日曜日なので、2日からというのが多いだろうが)、新年度スタートの人がたくさんいる。塾生で大学や高校に合格した者は、新たな学校に進むことになるし、卒塾生からは、大学を卒業して就職するとの連絡も毎年頂く。彼らにとっては、新たな生活のスタート。思い通りにはいかないこともあるかもしれないけれど、精一杯前向きに人生を歩んでほしい。

 

春休み

2007年03月30日

 学校は春休み中ということもあり、家族旅行や、部活の遠征・合宿のために、授業を欠席する塾生もいて、全員揃うことが少ないこの1週間だった。欠席しても振替できるのが、「自立学習」の利点。進度が遅れるということはない。残り1週間で振替を終えたい。

 さて、暖かくなり、塾の前にある三木町役場の桜並木も咲き出した。咲き出して1週間は見ごろ。だけど、昨日(今日?)の深夜の強風(突風?)で、花びらがいくらか散っていたのは残念。今後の天気が心配だけど、窓から見て楽しみたい。



 今日ある小学生から質問? 

 「先生、昼間は何しているんですか? 夕方からは塾やけど、それまでは暇でしょ?」

 そう思われても仕方ないですが、昼からは来ていますし、他の学年の授業をしていることもあります(講習中)。また、授業準備も必要だから、暇ではないですよ。 これが答えかな。



またまた予習・・・

2007年03月28日

 TOP進学教室が「予習」型の塾ではない(サテライン除く)ことは先日説明しました。

 以前首都圏で教えていたときには、完全に予習型で教えていました。難関私立向けだったので、中学3年までの内容は中2までで終了させていたように思います。どの教科もそういう具合でしたので、100分授業が英数国3教科で合わせて週に5回あり、また復習用の授業が日曜日に80分×3教科あったように記憶しています。つまり、週に12時間くらい授業がありました。

 夏冬春の講習は、1日4~5時間が、夏期講習は27日間、冬期も10日間程度ありました。でもこれだけではないのです。「裏の時間割」というのがあり、その正規の時間以外に、補講や強制自習などで指導をしていました。「夏期講習」では、正規時間は5時間であったとしても、実際には朝9時から夜10時までということもあります。食事が2回必要なのです。

 (教える側も大変で、職員室には栄養ドリンク剤を常備されている先生方がおられましたね。)

 それくらいやらないと、「予習」型の場合、実力はつかないのです。予習+問題演習(復習)までやらせます。当然ながら、拘束時間は長くなるし、それに比例して受講料も上がります。

 一方、「復習」型の場合、予習にかける時間は0。すべての時間を復習に費やします。公立高校向けの場合、基本は教科書ですから、英語の単語も授業中に覚えさせますし、問題演習もやってしまいます。数学の証明も一人ずつ過程をチェックしています。「予習」型では、説明が主で、フォローまで手が回りません。回るようにするならば、授業時間を長くするか、個別指導にするか、残して指導するか、はたまたそのままにしておくか、でしょう。私も実際のところ、「予習」型の場合には、「やっておけよ」というだけしかできないことも多々ありました。

 高校1・2年生の場合も同じです。「予習」型で「2次関数」を教えて、「軸の位置で場合わけの最大最小問題」を定着させるには果たしてどれだけの時間がかかるのか、考えるだけでも嫌になります。問題演習を通してさまざまなパターンを解くことにより、「復習」しながら身につけたほうがいいのではないかと思います。

 「予習」型の塾であったとしても、テスト前は復習になるのですし、受験学年の場合は半分以上は復習内容でしょうから、「復習」しない塾はないでしょう。指導時間のどの程度の時間を予習または復習に費やしているのかを、入塾を検討される場合には、さまざまな塾に問い合わせてみてはどうでしょうか?



 
 

よくある問い合わせ

2007年03月27日

 「○○高校の合格ラインは何点ですか?」 

 「○点です。」

 「それよりも下の点数で受かった人もいると聞いたのですが・・・」

 「ありえる話です。」



 こんなやりとり(問い合わせ)が毎年結構ある。高校入試の合格ラインの話だけれど、「診断テスト」の点数を目安にしているので、いわゆる「合格ライン」も「診断テスト」の点数が基準となる。

 ですが、あくまでも目安。「診断テスト」の点数は恐らく3~5回目までの平均を言っているのであろうが、5回目の「診断テスト」から入試までは2ヶ月あるわけで、その間の勉強次第で合否は左右される。
いくら「合格ライン」を超えていても、安心して勉強しなければ合格しないこともあるし、逆に「合格ライン」に達していなくても、2ヶ月間の勉強で「合格」できる得点を入試でとることは十分可能である。

 お話ししている「合格ライン」はあくまでも目安ですので、その点はご理解の程を・・・




復習主義

2007年03月26日

 最近、お問い合わせを多く頂くのですが、TOP進学教室の小学部・中学部・高校部(サテライン除く)の授業は、基本的に『復習主義』です。教科書の予習はしません。

 (春期講習の「新中1英数入門講座」や新高1の講座は予習してますが、これはまだ学校の授業が始まっていないので、予習しかできないからです)

 「教科書の予習をする」塾が多いのかもしれませんが、「予習」の利点が私にはあまり分からないのです。「欠席したらどうするんだろう?」と考えてしまいます。補講をするにしても、時間的な制約があり、かなり難しいのではないかと思うのです。

 それにテストで点数を取り、入試で合格点を取るには、復習しないと無理だからです。予習だけやっていても、得点力はつくのでしょうか? 問題演習というのは基本的に「復習」です。TOP進学教室では、その問題演習=復習 に時間をかけています。

 ということをお問い合わせのときに説明しております。

 ただし、個別対応ですので、復習が完璧にできている場合には、予習させている場合もあります。早い塾生は1年先のところまで進めています。これも「個別対応」の「自立学習」だからできることなのです。

 詳しくは個別にお話しておりますので、入塾ご検討の方は、必ず日時をご予約の上、お越しください。



 

新年度開講!

2007年03月23日

 TOP進学教室は今日から新年度。

 新中1の授業も今日から開始。毎年思うのだけれど、新中1の授業をやっていると、塾生たちも緊張しているのか、指示したことは、すぱっと行き届く。中学生になることへの期待感もあるのだろう。一方で、「勉強が難しくなるのでは・・・?」という不安感もあるのも事実だろう。その不安感を自信に変えられるように、指導していきたい。

 小学校では、今日が終業式。通知表を持ってきた小学生もいた。「先生、○○が『良い』になった」と、うれしそうに見せてくれた。家では、「○○が『良い』になったら、犬を買ってあげる。」と言われていたそうで・・・。「予想していなかった」ことらしく、家ではパニックかな? 『良い』も手に入れたし、「犬」も手に入れたし、で良かったね。

 新高3生も昼間から塾に来て「速習」。春休み中に、できるところまで進ませたい。

 新中3は明日から「入試対策コース」開講。どんどん進めます。



今年度最終授業

2007年03月16日

 今日で、今年度の授業は終了。来週から新年度。

 授業の前後には面談。それぞれの話を伺いながら、今後の指導方針を再確認する。これまでの指導の行き届かなかった点を認識できるし、改善点も浮かんでくるので、面談は重要。授業を休止しても、面談を行うのはそういう理由があるからだ。

 成績を上げるには、授業ばかりやればいい、というのは間違いだと思っている。生徒自身が積極的に取り組めるように、環境を整えなければならないし、モチベーションを上げなければならない。いくらすばらしい授業をしたって、受ける側の体制が整っていないと無意味である。

 明日も面談は続く。充実した指導ができるように、お話を伺っていきたい。

自分でできること

2007年03月15日

 今日は面談日。3月4日からほぼ毎日「保護者面談」「生徒面談」を行っている。

 そうした面談を通して考えさせられるのは、「何のため、誰のための勉強か?」ということ。

 塾に頼りっきりの生徒をつくってしまうのは、よくないことだと感じている。いずれは大学生なり社会人になる。そのときには自力で歩んでいかないといけない。自力で歩めるように準備させるのも役割の一つだと思っている。

 勉強の仕方にしても、将来的に役に立つこともあろう。そうしたことも踏まえて指導をしていかなければならない。

 私自身にとって、「自分で勉強できるから、塾やめます。」という塾生の言葉は、さみしくもあるが、実はうれしいことでもある。その後のことは分からないことが多いが、「自分でできる」ようになることは大切だと思っている。




ホームページからのお問い合わせはこちらから。お電話でのお問い合わせは087-898-4223(授業・面談を最優先するため、授業・面談時間中は電話に出られない場合があります。留守番電話にて用件を承ります。)

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